POETICCURIOSITY
息を建てる/
都市を植える
アート作品
2018

青沼優介

青沼が作品「息を建てる」を発展させ、綿毛そのものを構造として使用した1階〜15階建ての建築群。それが立ち並ぶと都市の景観となり、朽ちて崩れ落ちる、建築物に対する時間も併せて表現している。10000本以上の綿毛を使って、今まで建築表現にとどまっていたものを都市として昇華させた。綿毛を構造体として建築を成り立たせたことで、作品の背景にある思想もまたさらに強固なものになった。

都市は新陳代謝をしている。時間とともに景観は変化し、私たちの過ごす時間や場に変化を与えてきた。しかし、最初から都市と位置付けられた土地はない。建築を建て、壊しを繰り返しながら、膨張した結果である。私は蒲公英の綿毛を植え、その新陳代謝を表現した。儚くも懸命に建つ最小の建築たち。ひいては都市である。壊れても、誰かが植えれば生まれ変わる。都市は誰のものでもなく、時間とともに更新され続けていくものなのだ。

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